昔話?現実??地元人も知らない、
「重軽さま」を探しに行ってきました・・・。
今須の下明谷、という地区に伝わる昔話に「重軽さま」があります。
超簡単に説明すると、たまーに有名な神社仏閣とかにある、「持ち上げて、軽く感じたら願いが叶う石。」ってやつみたいです。(わりかし近所?だと、おちょぼ稲荷にもありますよね。)
そんな話を数年前に知り合いから聞いてたのを思い出して、コロナの収束と私利私欲の祈願も兼ねて行ってみました。さー、何頼もうかな笑。って気分でした。この時は。
あんま行ったことない場所だけど、地図もあるし楽勝っしょ。
(下記の地図の赤丸の箇所です)

今須の伝承「上の谷」より
何も見つからず。
・・・・マジ、何もねえ。建物の影も形もない。
寒いからとりあえず帰ります。(1日目終了)
2日目
数年前に行った人と地元民にリサーチを行った結果、「階段を上ったような気がする。」「防獣柵を越えろ」ってことだったので、改めて出直しました。(最初からやれよ)でも、柵を越えても、それっぽいモノ何もないよ?普通に林だよ??階段って何?
夕方も近くなって進むのが怖くなってきたのでひとまず元の場所に戻り、「今回はボツか・・・。」と思っていたその時!道端で落ち葉を掃いているマダム発見!!
すかさず聞き込みを行うと、「石はわからんけど地蔵の事? 私は行ったことないけど、この上やよ。」と天の助けが。
石じゃなかったんだ。地蔵なんだ。つーか、上??
ビルの4階ぐらいの位置に確かに小屋がある。
そりゃ見つかる訳がない。で、ここ登るの?崖じゃないの??

そこへ本当にたまたま小中学校の後輩が運良く通りかかったので、無理やり道連れにしてけもの道を上ることに。

うーん、テンションが上がらんなあ・・・。薄暗くなってきたから余計嫌だな・・・。
5分ほどでそれっぽい建物が見えてきました。うーん、腰が引けてきたなあ。

・・・・怖い。
これ入っていいやつなの・・かな・・・。カギは掛かってないけど。

確かにお地蔵さんだ。でも写真撮って大丈夫かな・・・何か写ってたり、スマホ壊れたりしないんかな・・・。
夕方の薄暗さが余計に素材の風味を増してる気がする。
で、これを持ち上げて、軽ければ願いが叶う・・・んだよね?
でも、持ち上げてみるとか絶対無理。無理無理無理無理。
ダメだ、帰ろう!確かに存在したよ!!昔話じゃなかったよ!!!!おしまい!!!
一人だったら怖くて建物が見えただけで即座に帰ってたと思います。
夜トイレ行けんくなる。
小屋の位置から下を見るとかなり高度感があります。車ちっちゃ!

かなりの速足で下まで降りてから後輩に話を聞きました。
“地蔵があるのは知っていたけど、それ以外のことは知らなかったから、探していたものだとは思わなかった。それなら早く言ってくれ。子供の頃探検で近くまで行ったことはある。” だそうです。
後からちゃんと調べると(地図以外ろくに見てなかった。)、大正時代に地元の方が山で石の仏様を発見して、お祀りしたのが始まりだそうです。願いが叶うと近所で評判になり、昭和の初め頃は参拝客が列をなしていたとのこと。確かに、その場では見る余裕がなかったけど、古そうな名前を書いた紙っぽいものがありました。
人口の減少と共に今では訪れる人もほとんどなく、これからは知る人ぞ知る、昔話としてのみ残っていくのかもしれません。