田舎な今須の名所に行ってみたシリーズ:中山道第59次今須宿を歩く

車だったら一瞬だけど歩いてみたら
田舎だけど意外と見どころがあった、今須宿

今回ご紹介する田舎な岐阜県関ケ原町今須のスポットは、『中山道今須宿』です。
江戸と京都を結ぶ中山道の59番目の宿場町「今須宿」とはどんな場所だったのでしょうか?
さて、前回今須峠を越えて今須の一里塚まで来ましたが、今回のおさんぽはここからのスタートです。
一里塚から国道21号線を滋賀方面に進み、側道に入り歩いていくと、右手側にこんなものが。

木曽海道六拾九次之内 今須(広重画)の絵のシャッター

木曽海道六拾九次之内 今須(広重画)の絵が描かれています。よーく見ると、お店の名前がこちらの会社の屋号になっています。芸が細かい(笑)。
(実際にこの絵に描かれた風景は、もう少し先の滋賀県との県境です。)
今須川の傍にはこんなものも。渋い。

田舎な岐阜県関ケ原町今須の今須川のそばの常夜灯

もう少し進むと、「妙応寺」の看板が出てきてついそちらに行きたくなりますが、それはまたの機会に(笑)。今回はそのまま進みます。
すると左側に・・・・ありました。中山道今須宿の本陣跡が。

田舎な岐阜県関ケ原町今須にある中山道今須宿の本陣跡

隣には脇本陣があったそうです。
※本陣というのは大名などが宿泊する施設のことですが、脇本陣は本陣に泊まりきれない場合に使われる施設でした。
通常の宿場には1件しかないのがほとんどですが、田舎な岐阜県関ヶ原町の今須は交通の難所ということもあり、(きっと雪待ちとかあったんでしょう・・・。)2件も脇本陣がありました。
今では今須小中学校と改善センターになって地域の皆さんの役に立っています・・・・。残念。



必見!美濃16宿で唯一残る今須宿の“問屋場跡”

そこからしばらく進むと、左手側にあるのが“問屋場跡”です。
見るからに風格がありますが、この建物は文政3年(1820年)の建物なんだそうです。
でも、すごくきれいですよね。200年前とはとても思えないです。

ちなみに問屋場というのは、江戸時代の宿場で、馬や人、文書の引継ぎを管理する施設のことです。
それじゃわかんねーよ、と言う方に、今須に居ます風にかなり雑に説明するとこんな感じです。
暴れん坊将軍、水戸黄門、必殺仕事人などなど、時代劇に出てくる飛脚や大名行列の馬は、スタートからゴールまで同じじゃないんですね。だって人も馬も生き物だから、疲れちゃうし、めんどくさくなっちゃうし・・・。そのため、各宿場ごとに、手紙を運ぶ人や、馬などが交代していたのですが、その段取りをする場所が問屋場でした。今須は全国でも珍しく問屋場が7つもあったんですよ。



一般の旅人を停める宿は13軒と宿場の中では少ない方だったので、物流の拠点というような感じだったのかもしれません。

田舎な岐阜県関ケ原町今須にある中山道今須宿の問屋場跡

“縁起物の「永楽通宝」の軒丸瓦や、広い庭と拭き抜けなどから、当時の繁栄振りがうかがえます”
(関ケ原観光協会HPより)
こちらの問屋場の建物ですが、個人のお宅なので公開はしていません。
広い庭と吹き抜けは分からなかったので、頑張って永楽通宝の瓦を探してみました。

田舎な岐阜県関ケ原町今須にある中山道今須宿の問屋場跡にある永楽通宝の瓦

縁起物ってことなんで、なんかいいことないですかね~(笑)。

さらに進むと、「金毘羅常夜灯」があります。
“京都の問屋・河地屋が大名の荷物を運ぶ途中、この地で紛失してしまい「金毘羅」さんに願をかけ一心に祈ったことで荷物が出てきたのだそうです。喜んだ河地屋はその礼として建てたとされるのがこの常夜灯です。” (関ケ原観光協会HPより)



・・・大名の荷物なくしたら間違いなく打ち首獄門ですからね・・・。
下手すると店ごとサヨナラしかねないですし・・・。
そら嬉しかったでしょうね、河地屋さんも。
常夜灯=一晩中火を絶やさない明かり
だから、当然燃料が要るんで、当時の常識として常夜灯の設備?と一緒に、燃料になる分の菜種畑も寄付したんだそうです。嬉しさのあまり土地まで買っちゃうか・・・。
春が来るたびに「河内屋の菜の花畑にも花が咲きました」みたいにいじられてたのかな・・・。
今では諸事情により電化され、電気屋さんが明かりを守ってくれているそうです。

田舎な岐阜県関ケ原町今須の中山道今須宿内にある金毘羅常夜灯

さて、今回の中山道ウォーキングはここまでです。続きはまた今度。

田舎自慢してもいいですか?
200年前の姿を残す問屋場跡と中山道宿場町な今須

当時は賑わった街道も、今は山間の静かな町です。
ゆっくり歩いて味わっていただくのをお勧めします。

車でお越しの方は一里塚ポケットパークに車を停めてください。
歩いてのどが渇いた方は、JAの駐車場に自動販売機があるのでそちらで一息つきましょう。
【参照】
関ケ原観光WEB
https://www.sekigahara1600.com/spot/toiyaba.html

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